売り上げ拡大? 粗利率拡大? それぞれのメリットデメリットについて
長野県長野市にある株式会社アイズモーションです。
今回はゆるりと売り上げ拡大? 粗利率拡大? それぞれのメリットデメリットについて について触れてみます。
ガンガン売り上げを上げていこう! とにかく売上第一だ!
とか、
売り上げは微増拡大でも粗利率を上げていく努力を地道にやっていこう。
とか、
薄利多売で利益額を拡大していこう。
等々、それぞれに企業や業種の背景や企業の考え方で様々な考え方があると思います。
Eコマースでいうと、売り上げは
アクセス数×購入率×購入単価=売り上げ
という方程式になるので、
EC運営者はそれぞれに
どうすればアクセス数を拡大できるか?
どうすれば購入率を拡大できるか?
どうすれば購入単価を拡大することができるか?
にひたすら向き合うことになります。
方程式はありますが、ECサイトは全国450万ショップ以上あるわけで、
それぞれに様々な考え方があると思います。
その中で、自店に対しての得意なパターンを見つけたECショップが売り上げも利益も拡大していけるものだと考えます。
そこで、
販促費を使って売り上げを拡大するか、売り上げは微増でも粗利率向上をとっていくか、
それぞれの選択肢には次のようなメリットとデメリットについて触れてみたいと思います。
販促費を使っての売り上げ拡大は、販促費を使えば使うほど利益率は低下します。
粗利率向上においては、1ユーザーあたりの購入単価のUPは必須ですね。
そもそも販売商品の粗利率が高いジャンルは、販促費を自社が定めたぎりぎりのラインまで投入することができます。
そうでないジャンルは、質の高いユーザーや、リピートユーザー獲得に対してリソースを投入します。
Eコマース運営で成功するための一定の運営ガイドラインは存在するものの、
これやってけば完璧!というお決まりコースはなく、そして一辺倒ではありません。
こんな考え方も一つのノウハウとなります。
まずは薄利多売スタイルなのか、そうでないのか。
どのスタイルが貴社にフィットするのかを考えてみましょう。
販促費を使って売り上げを拡大する場合:
メリット:
- 売り上げの増加: 販促活動を通じて、商品やサービスの認知度が向上し、売り上げを増やすことができます。
- 顧客獲得の促進: 特別なセールや割引を提供することで、新規顧客の獲得が促進されます。
- 市場シェアの拡大: 競合他社よりも積極的に販促活動を行うことで、市場シェアを拡大する機会が増えます。
デメリット:
- 低い粗利率: 販促費を使っての売上増加は、しばしば利益率の低下を伴います。特に、大規模な割引やキャンペーンを実施する場合には、粗利率が減少する可能性があります。
- 長期的な効果の不確実性: 一時的な販促活動に頼ることで、長期的な顧客ロイヤルティやブランド価値の構築が犠牲になる可能性があります。
- 競争激化: 多くの企業が同様の販促手法を使用することで、市場競争が激化し、実際の販売効果が低下する可能性があります。
売り上げは微増でも粗利率を上げていく場合:
メリット:
- 利益率の向上: 商品の価格設定や仕入れコストの最適化などを通じて、粗利率を向上させることができます。
- 持続可能なビジネスモデル: 長期的な視点で、高い利益率を確保することで、事業の持続性を高めることができます。
- ブランド価値の向上: 高品質の製品やサービスを提供することで、ブランド価値が向上し、顧客ロイヤルティが増す可能性があります。
デメリット:
- 売り上げの伸びの制限: 粗利率を重視する場合、価格競争において競合他社よりも高価格での販売を選択することがあり、売り上げの拡大が制限される可能性があります。
- 市場シェアの減少: 競合他社が価格を下げて市場シェアを拡大する中で、粗利率を維持することが難しくなる場合があります。
- ブランド価値の低下: 高利益率を優先することで、価格だけでなく製品やサービスの付加価値が犠牲になる可能性があります。
どちらの戦略が最適かは、企業の業界、競合状況、顧客ニーズ、財務状況など、様々な要因に依存します。
何事もバランスですね。
ほかにもゆるりと書いてます。