Eコマースコラム Eコマース運営におけるCRM戦略で企業がよく活用するツールとは 2024.04.17 2024.04.22 長野県長野市にある株式会社アイズモーションです。 今回はゆるりとEコマース運営におけるCRM戦略で企業がよく活用するツールとは について触れてみます。 Eコマース運営におけるCRM戦略で企業がよく活用するツールには、顧客データの管理、マーケティング活動の自動化、顧客体験の個別化などを実現するための多様なソフトウェアがあります。これらのツールは、顧客との関係を強化し、売上の増加や顧客満足度の向上を目指します。以下に、Eコマース事業で利用される代表的なCRMツールを紹介します。 Sanka: Sankaは、オールインワンのEコマース管理プラットフォームであり、CRM機能に加えて、注文管理、在庫管理、配送管理、マーケティング、カスタマーサービスなどを提供します。自動化されたワークフローにより、日常業務の効率化が図れます。 Salesforce: Salesforceは、顧客データの集約、営業、サービス、マーケティングの統合、AIによる顧客行動の予測など、多岐にわたる機能を持つCRMツールです。大規模なエコシステムを持ち、スケーラブルな構成が特徴です。 HubSpot: HubSpot CRMは、使いやすいインターフェースと堅牢なツールセットを備え、中小企業に適しています。インバウンドマーケティング、セールストラッキング、コンテンツ管理を一つのプラットフォームで提供します。 アクションリンク: アクションリンクは、顧客に合った商品を適切なタイミングで配信することでLTV向上を実現するCRMツールです。ショッピング専用AIを搭載し、LINE、メール、SMSなど複数のメッセージ形態に対応しています。 カスタマーリングス: 顧客管理から分析・施策までをワンストップで完結できるシステムで、ECサイトの顧客対応を効率化します。 LTV-Lab: LTV-Labは、顧客データの分析に特化し、リピート購入や顧客獲得に貢献するツールです。飲食業界やアパレル業界など、多様な業種に導入されています。 Visionary: Visionaryは、ECサイトの顧客とリアル店舗での顧客のデータを一元管理できるCRMツールです。オムニチャネル戦略を支援します。 kintone: kintoneは、販促品管理や在庫管理など、ECサイト向けの機能を豊富に有しており、カスタマイズ性に優れています。 ecbeing: ecbeingは、詳細なターゲティングを元に、データ収集・分析が可能なCRMツールです。ECサイトの成果向上を目指す企業に適しています。 NeoSarf/DM: NeoSarf/DMは、EC・通販業務に必要な機能を一貫して実装したCRMツールで、効率的な顧客対応を可能にします。 これらのツールは、中央集権化されたデータ管理、顧客参加の向上、マーケティングタスクの自動化、より良い顧客サポート、販売の増加、強化された継続率など、多くの利点を提供します。 Eコマース事業においてCRMツールを選ぶ際には、自社のビジネスモデルや顧客基盤、必要とする機能に合わせて適切なツールを選定することが重要です。 CRM戦略とオムニチャネル、OMOとの関連性について CRM戦略、オムニチャネル、OMO(Online Merges with Offline)は、顧客体験を向上させるために相互に関連しています。 CRM(Customer Relationship Management)戦略は、顧客データを活用して顧客との関係を強化し、顧客満足度を高めることを目的としています。 オムニチャネルは、オンラインとオフラインの境界をなくし、顧客がどのチャネルを使用しても一貫したブランド体験を提供することを指します。 OMOは、オンラインのデジタル体験とオフラインの物理的体験を融合させ、顧客にシームレスなショッピング体験を提供することを目指しています。 CRM戦略は、顧客の購買履歴や行動パターンなどのデータを分析し、個々の顧客に合わせたパーソナライズされたマーケティングを実施することで、顧客ロイヤルティを高めます。オムニチャネル戦略を取り入れることで、CRMはさらに強化され、顧客はオンラインストア、実店舗、ソーシャルメディアなど、様々なチャネルを通じて一貫したサービスを受けることができます。 OMOはこの一貫性をさらに推し進め、オンラインでの情報収集や商品選定と、オフラインでの実際の商品体験や購入をスムーズに結びつけます。例えば、顧客がオンラインで商品を見つけ、店舗で実際に商品を試すことができ、購入はオンラインまたは店舗で行うことができます。これにより、顧客は自分の好きな方法でショッピングを楽しむことができ、企業は顧客のニーズに応じたサービスを提供することができます。 CRM、オムニチャネル、OMOの統合により、企業は顧客の期待に応え、顧客満足度を高めることができます。 これは、顧客が求める情報やサービスを正しいタイミングで提供することにより、顧客との関係を深め、長期的な顧客価値を創造することに繋がります。 このような統合されたアプローチは、顧客のライフサイクル全体にわたって一貫した価値を提供し、顧客がブランドに対して持つ信頼と忠誠心を高めることに貢献します。 最終的に、CRM戦略、オムニチャネル、OMOは、顧客中心のビジネスモデルを実現し、持続可能な成長を促進するための重要な要素となります。 OMO(Online Merges with Offline)を意識したCRMツールについて OMO(Online Merges with Offline)を意識したCRMツールは、オンラインとオフラインの境界をなくし、顧客にシームレスな体験を提供することを目的としています。 これらのツールは、顧客データの一元管理やマーケティング活動の最適化を通じて、オンラインとオフラインの融合を実現します。 以下に、OMOを意識したCRMツールの例をいくつか紹介します。 PointInfinity: 日立ソリューションズが提供するPointInfinityは、会員管理システムやポイント管理システムにデジタルマーケティング機能を統合したツールです。AIによるレコメンドや効果測定を通じて、エンゲージメントの向上を支援します。 MOTENASU: FIDが提供するMOTENASUは、OMO戦略を推進するためのCRM/MAツールであり、顧客のオンラインとオフラインの行動データを統合し、マーケティング活動を最適化します。 OmniSegment: OmniSegmentは、AIを活用したEC向けの高機能MA・CRMツールで、オンラインとオフラインのデータを統合し、顧客体験を向上させることを目的としています。 これらのツールは、OMO戦略の核となる顧客データの統合と、オンラインとオフラインの接点での顧客体験の向上に重点を置いています。 企業はこれらのツールを活用することで、顧客にとって快適で一貫した体験を提供し、ブランドロイヤリティの向上を図ることができます。 OMOを意識したCRMツールの選定には、自社のビジネスモデルや顧客の行動パターンを考慮し、最適なツールを選ぶことが重要です。 ビートレンド株式会社 ビートレンド株式会社が提供するスマートCRMプラットフォーム『betrend』もOMOを意識したCRMツールとして紹介できます。 『betrend』は、スマートフォンや携帯電話を活用した販促を強力に支援するツールで、顧客管理、行動履歴管理、分析・抽出、情報配信・情報収集などの機能を備えています。 『betrend』は、以下のような特徴を持っています: 顧客情報管理: データベースの作成やアップロード・ダウンロードが簡単にでき、セキュリティ対策も万全です。 プッシュ通知: スマートフォンアプリユーザー向けの高速一斉プッシュ通知を実現します。 スマートDM: 顧客情報と利用履歴を元に対象となる宛先リストをダウンロードし、効率的なマーケティング施策を支援します。 店舗販促アカウント: 店舗スタッフ用の管理画面アカウントを追加発行し、ポイント管理・メール配信・クーポン配布に対応します。 これらの機能により、『betrend』はオンラインとオフラインの顧客体験を統合し、OMO戦略を推進する上で非常に有効なツールとなります。小売、飲食、サービス業を中心に幅広い業種・業態での導入実績があり、企業がお客様への情報配信を最適化するための多様なコンタクトチャネルを提供しています。 OMOを意識したCRMツールの選定において、『betrend』は顧客との継続的なコミュニケーションを支援し、エンゲージメントの向上を図るための強力な選択肢となるでしょう。 コラム一覧に戻る 日本ネット経済新聞コラム寄稿中 ネットショップ(イーコマース・ネット販売・ECサイト)運営でお困りの方は、 Eコマース戦略策定・コンサルティング 株式会社アイズモーションへお気軽にご相談ください。 Eコマース戦略策定・コンサルティング 株式会社アイズモーション ・WEB活用(EC運営)戦略における総合支援 ご支援内容: ・現状診断・マーケティング・スタートアップ、中長期販促計画策定支援 ・事業部新規構築支援、再構築支援・サイト構築、メンテナンス ・販促、運営に関わる総合的なアドバイス ・環境構築支援(企業WEBサイト、ECサイト構築、メンテナンス) ・運営戦術、各ジャンルのECベンダー様への最適マッチング支援 ・GA4(Google Analytics 4)、サーチコンソール(Google Search Console)活用支援 ネットショップ(イーコマース・ネット販売・ECサイト)運営コンサルティングを得意とし、特に地方企業様、事業主様に対し解りやすいアドバイスや助言を心がけております。 主な経歴 1996年:建設業にてCADとの出会いによりPCへの可能性に目覚め転職を決意 1997~99年11月:自作PC制作、販売、LAN構築、法人向けトレーナーサービスを展開 1999~05年03月:ネット販売専門会社設立最大7チャンネルのネットショップ展開を行う 楽天への出店を期に、楽天4店舗、Yahoo、Bidders、自社サイトを運営。 楽天店舗では02年楽天ショップオブザイヤースーパーオークション賞受賞 ロサンゼルス事務所、コペンハーゲン事務所設立越境ECも手がける。 2004年:ネットショップのみで年商3.6億円突破 2005年4月~:アイズモーションウェブコンサルティング設立(個人事とう業主) 長野県専門家登録 2007年06月:株式会社アイズモーション設立(WEBコンサルティング・ウェブサイト製作) ・07年10月~ECコンサルタント実績200社突破。ネットショップ・企業ウェブサイト制作実績多数 ・05年、06年、07年(財)長野県中小企業振興センター主催「ネット販売塾」講師 ・物販で培ったマーケティングノウハウを活かした、実践的なWEB全般サービスを展開 2012年:(社)ジャパンEコマースコンサルタント協会 理事、特別講師就任 2018年4月~2023年3月:長野県よろず支援拠点コーディネーター 2021年~2023年3月:中小企業119専門家(旧ミラサポ)2012年~ 自社ECサイト運営にて、ネットショップ(イーコマース・ネット販売・ECサイト)業界の動向も掴む。 投稿者: eyezusrEコマースコラムcrm, ECサイト, ECショップ, Eコマース, OMO, イーコマース, オムニチャネル, ネットショップ運営, ネット販売, 戦略 Eコマース運営におけるCRM戦略を導入する際によく使... 実店舗とEコマース運営をおこなっている事業者のOMO...